もっと早く、
もっと美しくできないか―。
チームワークの結晶、
それが製品です。
製造課 加工係 2011年入社
生産性向上のカギを握る「段取り替え」という仕事を担当しています。段取り替えとは、製品ごとに異なる工具やプログラムを、計画に合わせて組み替えること。品質を保持しながら、組み替えにかかる時間を最小限にすることが大きなミッションです。「段取り者」と呼ばれる人と工場長、品質管理、営業も交えて「工程検討会」を実施。お客様の意見や現場の意見をすり合わせながら、さまざまな角度から検討し、想定されるトラブルなども未然に防ぐ、ベストな工程を選択していきます。工場で生産される製品は、みんなの知恵の結晶なのです。
「社会人」と聞くとカタ苦しいイメージを持たれるかもしれませんが、坂井製作所は全然違いました。
むしろ、今のほうが自分を出せているのではと思えるほど。社員同士の距離が近く、公私ともに付き合える人がほとんどです。なぜ、そんなことができるのか。理由は、普段からより良いものをつくるために、部署の垣根を超えてコミュニケーションをとっているからです。ひとつの目標に向かうことで仲が深まり、たとえ上司と部下の関係であっても趣味を通じてフラットになれる。そんな関係を築けるのです。
今、会社は新しい機械をどんどん導入しています。それらを誰よりも使いこなし、より複雑な形状のものをつくれるよう技術を磨いていきたいです。一方で、より効率化も図っていきたい。
先日も、壊れやすかったある機械の刃をメーカーへ特注することで、生産性をアップさせました。
将来は管理職を目指すこと以上に、技術面で会社を引っ張っていきたいですね。もともとモノづくりが好きで始めた仕事なので、何歳になっても現場でモノをつくる、“職人”のような存在になりたいです。